株式投資の基本から応用まで、ただ目先の売り買いにこだわらず、株式投資の実力と実績が上がるような内容にして行きたいと考えております。
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今日は、聞きなれない言葉かもしれませんが、「上がるから買う、買うから上がる」です・・・。

実はこの言葉は、私がまだ投資顧問会社にいたころの話に遡ります。

その頃の日本経済は、正に飛ぶ鳥を落す勢い!すなわち「バブル」の絶頂期でした。

その頃の政権は、「高度情報社会」「超高齢社会」を標榜して登場した中曽根内閣の時代でした。

そのころアメリカはレーガン大統領の時代で今の小泉・ブッシュではないですが「ロン・ヤス」と呼んで蜜月ぶりを世界にアピールしていました。

しかし、そこはしたたかなアメリカ。自国の負の遺産「貿易赤字」と「財政赤字」(双子の赤字)を解消するために、日本に強く「内需拡大」をして「莫大な貿易黒字減らし」をせまってきました。

「貿易立国」でしか生きるすべの無い日本ですから、貿易量を減らすわけにはいきませんので、為替政策を通じてアメリカへドル資金の還流を促す政策をとったわけです。

それが有名な「プラザ合意」で、$1=230円を一気に$1=100円に持っていく政策でした。一方で内需を拡大する為に金融政策では流動性(市中に出回るお金の量)を高めて、円高による不況を乗り切る政策に打って出ました。

それでも、繊維産業や雑貨等の輸出産業はバタバタと倒れていきました。

その反面、国内には沢山のお金がだぶついていましたので、使い道の無いだぶついたお金が株や不動産投資に向かったのです。
これが、バブルの始まりです。

前置きが長くなりましたが、「上がるから買う、買うから上がる」とはその頃のバブル相場を端的に表した名文句だと思います。

ここからが、大切です。私の言いたいのは、株式相場に投資家として又は何らかの形で関係している貴方に、もしこの「上がるから買う、買うから上がる」と似たような標語が聞かれるようになったら警戒してください、といいたいのです。

ご存知のとおり、その後の日本経済は、「失われた15年」でした。

株価は38900円から7600円まで下げたのです。

数ヶ月前に、こんな話が私の耳に飛び込んできました。

新日鉄がまだ250円以下の時でしたが、この株を1000円までのつもりで買っていると。

考えてみれば、バブルの絶頂期には800円以上していました。
その話を聞いてからあれよあれよという間に330円台です(買うことを奨めているのではありません)。

バブルでは石川島でさえ1500円以上でしたから。
「上がるから買う、買うから上がる」この言葉には気を付けましょう。

今日の記事を読んで「株は政策にあり」の意味がお分かり頂けたと思います。

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